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先日東洋大学朝霞キャンパスで太田邦夫先生と内田祥士先生との対談があって拝聴させて頂き、大変有意義でした。
レーモンドの軽井沢聖パウロカトリック教会の木造架構形式について、トラスなのかそれとも日本の木造技術「手挟合掌組」かに焦点をあてながら、ヨーロッパの架構の歴史について、日本の木造を見た際のレーモンドの視点、教会の架構を見た際の内田先生の視点についてなど、様々な話を聞く事が出来ました。写真は太田先生が書かれた屋根勾配等についてのメモ。
太田先生の著書「木のヨーロッパ-建築とまち歩きの辞典」は、太田先生が大学をやめられてから15年程で書き上げた大作だと改めて認識しました。内田先生の新書「営繕論」も9月に発売予定とお聞きしました。

2017年4月23日

玉川上水

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雨上がりの桜が舞う新緑の玉川上水沿いの遊歩道の写真。課題の敷地見学に向かっている様子。今年から武蔵野美術大学でも設計の授業を担当させて頂いています。前を歩くのは一緒に授業を担当させて頂く建築家の伊藤寛さんと学生。また多くの新しい出会いがあり楽しみです。

2017年2月12日

越前の住宅 竣工

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昨年福井県越前市で設計監理をしてきました「越前の住宅」が年明けに竣工しました。建物に暮らしながらの増改築工事で、お施主様も施工者の方にとっても大変な工事になりましたが、手をいれていない既存部分を含めた家全体に快適さと生活する楽しさが生まれましたと、竣工後多くの喜びの声を頂くことができました。

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現在発売されている、新建築社JA(THE JAPAN ARCHITECT))2017年104号「PUBLIC SPACE 2015-2016建築年刊」に弊社が設計監理を行った、「日南市油津商店街 多世代交流モール」が掲載されています。本特集は2015、2016年、日本でつくられたパブリックスペースを紹介したものです。

2016年11月26日

越前の住宅 現場3

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福井県越前市で進んでいる住宅の現場の様子です。ブルーシートがかかった側が既存建物、新旧の取り合い部の仕上げに取りかかってもらっています。

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弊社で設計監理を行いました「日南市油津商店街多世代交流モール」が平成28年日本建築士会連合会賞の優秀賞を受賞しました。
本施設は商店街をはじめとする中心市街地再生の拠点となる施設であり、商店街や日南市の皆さんの様々な取り組みを含めて今回評価頂けたと思っています。
本賞は一次の書類審査と二次の現地審査を行い優秀賞5点,奨励賞数点が選出されるもので、二次審査の現地審査では建築家の岸和郎氏、竹原義二氏をご案内させて頂きました。お二人から感想や助言を直接頂く事ができ貴重な時間を頂きました、お忙しい中遠方まで来て頂きありがとうございました。岸氏には選評を書いて頂きましたので添付させて頂きます。

選評
地方都市の衰退しつつあるアーケード商店街再生の起爆剤として計画されたプロジェクトである。往時は繁栄していた商店街も時代の流れとともにその長さも短くなり、また建ち並んでいた商店も歯抜けとなり、アーケードに面したファサードからは部分的に青空が覗けるようになる。そんな商店街を象徴するかのように、すでに何年間も閉鎖されたままになっていた旧スーパーマーケットの巨大な建物のリノベーションが本計画である。
 その旧スーパーマーケットの立面は長さ60mあり、商店街に面するファサードとしてはスケールオーバーである。設計者はその立面の中央に屋外空間としてのヴォイドを挿入し、一つの大きすぎる建物であったものを、二つの建物とその中央には屋外モールの空間を配置することで三つの空間へと変化させた。
 右側のブロックには飲食店を6店舗配置し、屋内、屋外ともに客席は自由に着席できる形式であり、アジアの都市にあるナイトマーケットやフードコートのようなカジュアルな形式をとりながら、現代の空間として効果的にデザインされている。左側のブロックは情報発信やNPOの拠点として、多目的に使用できるように計画されており、右側のブロックの飲食空間がもたらす賑わいと、うまく対応している。
 このモールの屋外空間が商店街に挿入され、商店街の流れと直行方向に光や風、それに商店街の外部に広がる都市の雰囲気がアーケード内部に流入するようになったことで、これまでは単に商店街の歯抜けに過ぎなかった空地が積極的に意味を持つようになり、児童の遊び場として整備されたりすることで、直線に過ぎなかったアーケード商店街が左右方向に広がりを持ち始め、新しい入居者も増え始めたと聞く。
 一つの小さなプロジェクトが商店街全体の在り方を変える力を持っていること、言い換えると一つの建築が都市さえも変えることができるという点を改めて思い知らせてくれた作品であることを評価し、顕彰する次第である。 (岸 和郎)

2016年10月 7日

鯖江の住宅 庇

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先日、「鯖江の住宅」(福井県鯖江市)の前を通りかかった時に撮影した写真。竣工後もうすぐ2年になりますが、大きな庇によって杉板の外壁は竣工時と変わらないきれいな表情で、開口部をみるとブラインドとフローリングの隙間で気持ちよさそうに寝ている猫の姿がみえました。

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「鯖江の住宅」がアメリカのデザインサイト「arch daily」に掲載されました。
http://www.archdaily.com/794440/house-in-sabae-tetsuya-mizukami-architects

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日南市油津商店街の活動が、webサイト「ココロココ」「greenz」に取り上げられています。

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現在発売されている、新建築2016年9月号に弊社が設計監理を行った、「日南市油津商店街 多世代交流モール」が掲載されています。
油津商店街、日南市の取り組みがわかりやすく整理されています。多くの人に商店街の活動を知って頂ける機会になればと思います。
編集長がかかれた本誌へのコメントを添付させて頂きます。今回掲載されている多世代交流モールをはじめ、柏の葉図書館、柏の葉ミュージアムリニューアルは民間企業による公共的なスペース「私有資産の公共性」をもったプロジェクトです。地域に求められる公共性について、民間と公共建築それぞれが提供できる価値をその場所に立ち形にしていきたいと思っています。


Editor's Comment 
「建築は地域の資産となり得るのか。今月号ではそうした可能性を考えました。これまで、公共建築は平等性を考えて最大公約数的に考えてきた一方、私有資産は公共性を必要とせず、敷地境界の内外を明確に分けて存在してきました。しかし今、その境界を少しずらす可能性もあるのではないかと思います。青木淳さんの「分じろう」「十じろう」、水上哲也さんの「油津」など、今月のプロジェクトの多くはこれまでの「設計」という範囲では捉えられない方法を試みています。建築論壇でジョー・ゲビア氏に語っていただいたAirbnbもそのひとつの例です。私有の資産をゲストのための宿泊場所として提供することで、新しい価値を生み出し、地域やコミュティがかかえる課題に取り組むことができます。それを全面的に受け入れるには、まだ調整が必要です。しかし、そのチャレンジが次のステップになるのかもしれません。」 (「新建築」編集長 四方裕)