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のだのこども園 / NODA NO KODOMOEN

completion date : 2019.6
location : Noda city,Chiba/千葉県野田市
principal use : certified center for early childhood education and care/
保育所型認定こども園
site area : 3839.02m2
building area : 1149.60m2
total floor area : 1268.36m2
structural systems : wood+steel/木造+鉄骨造
scale : 2 stories/2階建
Photography : Ken'ichi Suzuki

AACA賞(日本建築美術工芸協会賞)2020 優秀賞
日本空間デザイン賞 2020 銅賞
KIDS DESIGN AWARD 2020
日本建築家協会JIA優秀建築選 2020
日本建築学会作品選集 2021-2022

新建築/新建築社_2020年11月号
ディテール/彰国社_2020年7月号
[新]建築設計資料04/建築思潮研究所出版_2022年3月

千葉県野田市に建つ保育所型認定こども園。隣地には43年前に開園した同一運営の幼稚園があり園庭を介して繋がっている。敷地は国道16号線に近い、森を徐々に切り開き、無計画に都市化が進んだ郊外の風景の中にあり、一見すると固有性を見出しづらく肯定的には捉えがたい環境にある。既存園は、園児の増加に伴い増築してきた色も形も異なる3つの外廊下形式の園舎が園庭を囲む。園庭は築山やカラフルな遊具、樹齢100年の樹木など様々な種類と年代のものが混在し子供達の多様な活動を受け入れる園のシンボルである。このような既存園も計画性を持たない敷地周辺と同じ成り立ちにも見えるが、子供たちが過ごす園庭を中心にした外部風景は大変魅力的で、大らかさと力強さが共存し、この地の本質を体現しているように感じた。本計画では幼稚園が培ってきた豊かな風景とコミュニティを引き継ぎ、未来に繋いでいくことが求められた。

新しい園舎は、既存園舎の持つ外廊下形式を踏襲し、既存の園庭や樹木をそのまま残し建築に取り込み、隣接する幼稚園に大きく開き接続する計画とした。内外の空間が一体になり、新しい園舎と既存園舎が一体になった環境をつくり出したいと考えた。具体的に、どの部屋も園庭に面するよう敷地に沿った全長100mのボリュームとし、準耐火構造となる燃え代設計による木構造に、園庭側のみ鉄骨柱桁とする混構造の建物とした。見附寸法75mmの鉄骨角パイプ柱を3640mmピッチで配列し、910mmピッチで並ぶ集成材の木梁を床懐内にあるH鋼の桁からボルトで吊る構法とし、梁下の桁材を無くした。これにより深い庇をもつ保育室に十分な採光を確保し、保育室のガラスを貫き外廊下まで続く木梁は、室内と外廊下、その先の園庭との連続性を高めている。外廊下をはじめとする大きな軒下空間は、建物中央のテラススペースと共に、内外の境界を曖昧にすることを期待した。

整然と建つ新しい園舎は、既存園の大らかさや力強さを顕在化させ、園に関わる人々が自分たちの暮らす地域の豊かさを改めて見出すことができるような建築を目指した。