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2014年6月 1日

坂本一成氏講演会

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先日建築家坂本一成氏の講演会を明治大学で聞きました。
坂本氏の講演会は2度目で、1度目は今から6,7年前だったと思います。そのときの講演とほぼ同じ内容、構成のように思いましたが、坂本氏がつくりたいと言われていた「ニュートラルな建築」「自由な空間」「ありそうでない建築の空間」「生活や歴史、文化と連続していて完結したものではなくて非完結的な建築」「複雑で矛盾に満ちている社会に適合した建築」という言葉は当時よりも自分の中に入ってきました。
講演会最後、進行をされていた明治大学の講師の方が「坂本氏の建築は一つ一つの部位に自由が有り、しかしそれらには強い一体感がある」と言われていた言葉が印象的で共感しました。偶然ですがこの言葉は、私の大学時代の先生である建築家内田祥士氏の著書「東照宮の近代/都市としての陽明門」にある、「日光東照宮陽明門」と「東京」についての言説と重なり、一層興味深い講演会となりました。